現代ではもうあまり見られないかもしれませんが、銭湯などで小さな男の子たちが裸になって、ペニスの大きさを比べ合う光景は、とてもほほえましいものだったそうです。男の子たちは実際に比較して大きい、小さいを確認するというよりは、ペニスを見せ合う行為そのものを楽しんでいるようですが、成人した男性はペニスのサイズについて、そう無邪気でもいられないようですね。自分は小さすぎるのでは? 大きすぎるのでは? と深刻に悩む人は数多くいます。

男性を最も強く象徴するものだけに、それも無理からぬことかもしれませんが、でも、考えてみてください。あなたは、恋人の乳房が好みの大きさではないからといって嫌いになりますか? 彼女の性器の形や色が思っていたのと違うからといって、性欲が減退しますか? それと同じことで、ペニスの太さや長さにこだわりすぎるのは、まったく意味のないことです。

日本人のペニスの平均的なサイズは、勃起していない状態で長さ8.5cm、周囲の長さ8.6cmとされています。欧米人の平均は長さ9.5cm、周囲の長さ9cmといわれていますから、彼らのサイズが日本人を上回るものであることは事実のようです。

ただし、日本人の特徴はその膨張率。弛緩しているときと勃起しているときのペニスのサイズを比較すると、アメリカ人が2.6倍膨張するのに対して、日本人は3.5倍の膨張率という数字をはじき出しています。また、はっきりとしたデータはありませんが、欧米人のペニスが勃起時にもやわらかさを残しているのに対して、日本人をはじめとする東アジア人のペニスはかなり固くなるという意見が多いようです。

大きいのがいいか小さいのがいいか、硬いのがいいかやわらかさを残しているほうがいいかは日本人女性の好みによります。また、小さいから快感が少ない、大きいからすごく感じてしまうということもありません。たしかに、恋人のペ二スが小さいことで物足りない思いをしている女性は存在しますが、その一方で大きすぎるぺニスが入ってくることを苦痛に感じている女性も少なからずいるのです。

どちらにしろ、体位を工夫し、挿入の角度を調整することで解消できることなので、悩む必要は一切ありません。サイズなど気にせず、彼女とふたりで楽しめる「つながり方」を追求するほうかセックスをより楽しめると思いませんか?