愛撫で大切なのは「芯をとらえる」こと
世の中には「芯」をとらえていない「雑な愛撫」をしている人が非常に多い!
ラグビー日本代表として大活躍した五郎丸さんが、フリーキックについてこう言っていました。「上手なキックが蹴りたいと思ったら、最初に細かいことや難しいことを言う前に、芯をとらえる練習をしろ」と。
スポーツ同様、セックスの愛撫でも「芯をとらえる」ということは非常に重要です。討論会や会議でも、芯の通ってない意見を言うのは、時間のムダです。何事においても「芯をとらえる」ことが大切なのだと、心しておきましよう。
芯のとらえ方で大事なのは「相手と気持ちを通わせる」ということ。抽象的な話だと思うかもしれませんが、相手と気持ちが一致しないと、愛撫中に相手の芯をとらえることは難しいです。つまり、独りよがりな人は、なかなか芯を見つけにくいです。
こでいう「芯をとらえる」とは、相手の考えが自分の脳の中に伝わり、言葉がなくても会話ができるようになる状態のこと。なので、芯を見つける一番の方法は、相手とつながっているイメージをして、相手のリアクションをしつかり観察し、自分の考えを言葉以外の方法で伝えられる状態にすることです。わかりにくいかもしれませんが、これは意識して行えばできるようになります。言葉で説明するより実践です。
ちなみに僕は、芯を見つけにいく際、数秒ですが目を閉じます。目を開けていると、どうしても視覚に頼ってしまいがちなので、目を閉じることで、その他の五感を活用し、相手の反応を探っていきます。1回芯が見つかったり、相手と神経がつながってしまえば目を開けましよう。イメージは「コンセントを差し込んで電気を流す」です。
人間には五感がありますが、そのうちセックス中にそれぞれの感覚を使う割合は、「触覚7割、視覚2割、聴覚・嗅覚・味覚合わせて1割」といったところです。「え、味覚も使うの?」と思われるかもしれませんが、膣の味で女性の興奮度がわかります。通常、女性の膣内は酸性に保たれているので酸っぱいのですが、感じてくるとだんだん膣内からバルトリン腺液が漏れだしてアルカリ性になっていき、無味ないしは甘じょっぱくなっていきます。彼女の膣が甘じょっぱくなってきたら、それは感じてきた証拠なのです。