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セックスに模範解答はない

画家である職業柄、いきなり哲学っぽくなってしまいますが、「いいセックス」とはどんなものなのでしようか?そう聞かれて即答できる人は、歴史上で見ても、すごく少ないんじゃないかと思います。古代ギリシャの哲学者・プラトン先生はセックスについてたくさんの書物を残していますが、「セックスの快楽は最強だが、人を狂わすもので我慢が美徳」(『国家』より)というようなことを言っています(解釈が違っていたらゴメンナサイ!)。僕自身、「これが正しいと言い切れるセックスはない」と思っていますし、実際わからないことも多いです。

僕は画家なので、「描写の相手」として相手の女性をイカせることを目的としたり、作品を見る人を意識して激しくやったりしますが、必ずしもセックスで求められるものが「男女ともオーガズムに達する状態」とは限りません。男女ともに(特に男性は)、若いうちは独りよがりのセックスになりがちです。10代から20代前半ぐらいまでの男性は、AVの受け売りで、自分が上手いとアビールしたいがために潮吹きをやって、相手を痛がらせてしまったり、ちゃんとした。ほぐしの知識もないのにアナルセックスをやってしまったりして、相手の女性にイヤな思いや痛い思いをさせてしまうことも多く見受けられます。

そして女性側も、若いうちはそういう男としか出会わないことが多いため、セックスの良さを知らないで齢を重ねてしまう人も多かったりします。でも、仮に早漏でも、イカなかったとしても、「イヤな思い」や「痛い思い」を相手に与えずお互いが満足感を得ていれば、そのセックスは「良し」なんです。

また、少なからず男女とも他人のセックスが気になるようで、「自分のやっている行為はいいのか、悪いのか」ということを考えたが
るのですが、他人と比べる必要はまったくありません。誰かがいいセックスをしていたとしても、それが自分にとっての正解ではあり
ません。なので、他人のセックスに興味を持っことはよいとしても、比べることはないんです。

セックスの内容や時間なども気にしてしまいがちですが、そういう技術的なものは関係なくて、本当に理解してほしいのは「お互いの満足感の大きさ」。ぽんやりとした答えになってしまいますが、「いいセックス」とは、セックス中やセックスが終わった後に、「ああ、この人と一緒にいられてよかった」、「また、この人とセックスしたい」と相手に思ってもらえるようなセックスなんじゃないかな、と思っています。「Don’t think, feel.」です。

幸せを感じられるセックスの正体は、幸せホルモン「オキシトシン」が出るから。それゆえ「オキシトシン・セックス」ができるカップルは、セックスレスになりにくいのです。

当サイトでは、そのようなセックスを実現し、日ごろから実践するための方法をお伝えしていくことで、皆様のセックスライフをより充実したものにしたいと思います。